いま、社内発明提案書は特許専門家である特許担当者が面倒を見ていますから、発明者には特許法の施行規則で定められた様式に合わせる様、指示しています。使用されている説明文を見ても、法律用語や特許業界の慣用語をそのまま使っているので、発明者にはわかりにくい、とっつきにくいものになっています。そのため、技術者は何を書いていいのかわからず、結果、ただ参考例を真似ただけの発明の説明が十分になされていない発明提案書が多く提出されています。


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  1. 空間配置型でできた情報を時系列配置型に変換すればよいのです。
  2. この時系列配置型に変換された発明説明書を専門家に渡せば、専門家も楽になれます。なぜなら漏れがなくて把握しやすい内容になっていますので、打ち合わせ等によるヒヤリング時間も短縮され、お互いの「言った、言わない」というミスが防げます。
  3. 発明者が作成した特許明細書を社内知的基盤のデータべースとすべきです。新入社員でも理解できます。しかもこれを英訳して、それぞれの国に出願すると、世界共通の特許明細書が自然にできあがります。まさに一石二鳥です。

    アメリカ特許事務書の翻訳案内のパンフレットから引用

    当事務所に米国特許出願をご依頼いただく場合、下記の3通りの方法がございます。※2の方法が好ましい

    1. 明細書、クレームは日本語でお送り頂き、当事務所にて英語に翻訳。
    2. 逐語英訳をお送り頂き、当事務所にて、米国慣習に沿うよう補正。
    3. 明細書、クレームを米国特許出願として提出するのに相応しい形態に整えたものをお送り頂く。

    上記のどれかを選択されるかにより、費用は大幅に異なります。

     

  4. このように自分の発明を整理しながら更にアイデアを展開させ、広範囲な情報を吹き込めるツールがあると便利です。
  5. 営業には営業日誌というものがあります。発明にも発明日誌で記録する習慣を身につけさせるべきです。発明日誌から転記、追加という編集作業をすれば、発明者からの発明提案がどんどんでてきます。

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