の書く特許明細書と



の書く特許明細書は

発明者がつくる特許明細書と、専門家(弁理士さんや知財マン)が書く
特許明細書は、様式が違って当然だと思います。


  • 発明者がつくる特許明細書は発明説明書であって、自然のことばで論理的に説明がなされています。説明の展開は上位から下位へ、つまり抽象的概念から具体的説明へ、又は結論、判断が先で理由は後述となっています。これは英文の基本構造と同じで、発明者達の共通している説明法ですから抵抗がありません。
  • 専門家が書く特許明細書は、特許庁に提出して権利を取るための手続書類で日本語を更に翻訳したものと考えると良いでしょう。従って一般の人や発明者には「読めない、書けない」のは当然です。
  • 厄介なことに日本語には基本構造のルールがなく、多くが理由、背景をグダグダと先に述べて(いい訳)から、結論を薄めています。もともとが複雑で難解でしかも時には唐突的ですらある日本語を更に特許手続き書類様式に焼き直すわけから翻訳専門家(?)としての別の知識が必要となってきます。この粉らしい日本語は外国人には理解できない筈です。これは国際競争社会では大きな問題となります。



  1. 発明者に専門家の領域まで教える必要はありません。「モチは餅屋」にまかせれば良いのです。
  2. 発明者は自分の発明を論理的に説明ができて、しかもより多くの情報を詰め込んだ質の高いものにすることです。この勉強を徹底的にすることで強い特許明細書がつくれます。
  3. 特許法で定められた発明要件(特許要件)といったものはいつの間にか身についていきます。


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