メモとカードの関係(KJ法など)

 

 

 メモの効用は、ふと思いついたアイデアをその場で記録することができる点にあります。

 メモした時点では、その場の環境から自分にしかわからない記号や略語が使われていることでしょうから、なるべく早い時期にメモされた内容を一言の大きさに書き直しておくことが必要となります。

 データのまとめの手法として著名なKJ法(QCでは親和図法といわれている)では、1枚のカードに1件のデータを書くようにいわれます。

 1件のデータの大きさは40文字程度といわれるが、一言の大きさと考えればいいでしょう。

 ある水準でまとめられたデータを基礎として思考を進めるKJ法のようなカード式の発想法は、無意識に行われた個人の発想の経過を記録するために有効な手法であり、プレゼンテーションやグループウェアを推進するツールとしても最適なものではないでしょうか。