同じパターンの繰り返しからなるフラクタル図形を思考のフォーマットとして使う場合の使い方は、空白の囲みに構成要素を書き込む(描き込む)だけでいいのです。
アイデアが湧き出るスピードを考えたら、思いついたことをどこの囲みに書き込むかということを気にしないことです。順序を気にしたら、せっかくの自由思考のフォーマットが台無しです。順序は後で考えればいいことです。
最初はどんどん空白の囲みを埋めていくだけでいいのです。
1枚のフォーマットが一杯になったら、2枚、3枚と好きなだけ書き込んでいきます。
そのとき、フォーマットの中心の囲みにテーマを記載しておくことを忘れないことです。
書き込みが済んだら、そのフラクタル図形をじっくり眺めて、各囲みに書き込んだ構成要素の入れ換えや書き換えをしながら、じっくりと全体の整合性を考えます。
一度にじっくりと考える時間が取れなければ、フラクタル図形を持ち歩いて、ちょっとした空き時間に眺めるといいでしょう。
時間を置いて眺めることにより、かえってその間のフラクタル図形と離れていた時間がアイデアを醸成する「あたため」の作用を果たしたりします。
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